症状別 説明と治療方

骨盤矯正

骨盤の構造と機能

骨盤は仙骨と二つの腸骨、恥骨、坐骨、尾骨、から構成されています。これに第五腰椎、股関節(大腿骨頭)が含まれます。骨盤には子宮や卵巣、腸の下部等の内臓を支持し保護する機能があります。

また、股関節を通して伝わってくる地面からの反作用力を吸収し、体幹の重量を下肢へと伝える中継点としても機能しています。そして股関節や仙骨のうなずき運動などでバランスを取っています。また、仙骨が(後頭骨も一緒に)動くことにより脳脊髄液を循環させています。

骨盤の歪みとは

本来骨盤は歪むようにできています。背骨、骨盤を歪ませて重力を分散させて身体の負荷を最小限にしてくれて、身体を常に良い状態に保ち、痛みを感じないようにしてくれるのです。

この骨盤の歪みは通常寝ることでリセットされるのですが、歪みが耐久性を超えてしまうと、筋肉が緊張し歪んだまま身体を固定させてしまうのです。この様に固く動きがなくなった状態が問題のです。
歪んでいても柔軟性があり、正しく歪める骨盤であれば問題はないのです。
(通常、柔軟性のある骨盤は捻じれもありません。)

骨盤が歪むと

骨盤は脊柱の基礎(土台)なので、骨盤が歪むと身体の他の部分のバランスも崩れてきます。骨盤の中でも仙骨がストレスにより変化します。仙骨には脊髄硬膜が付着しているので、仙骨が歪む事により脊髄硬膜が捻じれて脊髄レベルの機能不全を起こし、姿勢のバランスをとるために椎骨の位置が変化し、椎間孔の形状が変わり神経圧迫を起こします。
骨盤が歪む事により、骨盤を支えている筋肉が歪んだ骨盤に引っ張られ、まずは腰痛が起きやすくなります。さらに骨盤に付着している筋肉は足や肩、首にまで付いているので骨盤が歪んだだけで膝の痛み、冷え、肩こり、頭痛、だるさなども起こします。

骨盤矯正とは、骨盤が正常に働ける状態にして自然治癒力が働ける様にする事です。
痩せるためのものではありません。

頭痛

筋緊張性頭痛

肩と首の筋肉の持続的収縮は頭蓋外の頭痛の一般的な原因であり、筋緊張性あるいは筋収縮性頭痛と呼ばれています。この種の頭痛はストレスによって起きたり、悪化します。そして休養をとったり、頸部の筋肉を和らげる運動によって緩和します。筋緊張性頭痛は一般に上頸部の筋肉に鈍く引っ張られる様な痛みとして現れます。そして後頭下の領域から前頭部まで移動します。痛みの強さは通常軽度から中程度です。筋緊張性頭痛が始まる時間帯は一日の終わりに向かう頃で、一日以上続くことは稀です。

頭部を真直ぐに保持するために 頭蓋の前方支持部によって持続的な筋収縮が生じます。頚椎の前腕が減少あるいは逆転する原因、またはそれに付与する神経圧迫が関係します。

原因となる脊柱障害は中部胸椎から下部頚椎の範囲まで及びます。また、腸骨や仙骨のひどい回旋等の骨盤の問題が脊柱カーブの補正作用として過少前湾を招きます。

後頭下の頭痛

後頭下の頭痛は痛みが後頭骨下部領域に集中し、頚神経の刺激が原因であるかもしれません。頚椎の正常前湾が失われる事による持続的な筋収縮が原因となります。上部頚椎の神経圧迫や補正作用としての上部頚椎の関節可動性亢進が原因になります。

筋緊張性頭痛と後頭下の頭痛との鑑別は困難である事が多いです。

群発性頭痛

群発性頭痛は通常10代後半から20代前半に現れ始めます。これは男性に起こる事が一般的で、40歳以降に起こる事は稀です。痛みは2~3週間の無症状の期間を空けながら再発し、1日に2~3回繰り返して群発します。片側に流涙を伴うかもしれません。頭痛はひどくて(ナイフで突き刺される様な)絶え間なく続き、30~45分間続きます。

群発性頭痛は脳内のHLA抗原、低レベルのセロトニンと関連していて、また三叉神経との相互作用もあるとされています。三叉神経と関連していることから上部頚椎の問題を解消しなければなりません。

頭痛であっても骨盤の歪みがかなり関係しています。カイロプラクティック(整体)を受けることにより、骨格の歪みが改善されると共に、頭蓋の中での脳脊髄液の循環が良くなり、脳圧が下がるので頭痛も解消されます。

生理痛

骨盤の歪み、下部腰椎の歪みがあると、卵巣や子宮の問題が起こりやすくなります。なぜなら卵巣、子宮は骨盤の中に位置しており、骨盤が歪む事により卵巣、子宮の位置が異常になり、圧迫されたりするからです。また、腰椎三番は卵巣、腰椎五番は子宮に神経が繋がっているので、腰椎三番、五番の変位によって神経が圧迫されて脳からの正常な神経エネルギーが卵巣、子宮に伝わりづらくなるので婦人科の疾病の原因にもなってくるのです。

子宮の正常位置からの変位によって月経困難、月経前症候群、ホルモン異常が生じます。子宮の前傾、後傾が強いと、月経組織の排出が妨げられます。
卵巣、子宮問題の徴候と症状には以下のものがあります。

  • 月経時、排卵時の痙攣性の痛み
  • 便秘
  • 腰痛
  • 側腹部の痛み
  • 異常な排泄(血餅や過剰出血)
  • 乳房付近、中央の痛み
  • 踵の痛み
  • 胸骨の下方、外方へと広がる痛み
  • 首の周りの襟状の痛み
  • 恥骨、坐骨、手首、内側くるぶし、大腿の筋の触診痛
  • 神経過敏
  • 極端な機嫌の変化、いらつき
  • 疲労感
  • 急激な体重変化

カイロプラクティック(整体)により、骨盤や腰椎を矯正することで子宮、卵巣の位置を正常にして、子宮、卵巣への体液の循環を良くしていけば、生理痛も解消されます。

腰痛

カイロプラクティック(整体)の考えでの腰痛の原因は、大きく分けると骨格の歪みと内臓の問題の二つです。

まず、骨格の歪みですが、これは骨盤の歪みと腰椎の歪みが原因になる場合が多いです。(胸椎も関係します。)骨盤には腰からの筋肉が付着しているので、骨盤が歪む事により腰の筋肉が引っ張られ、常に筋肉が緊張している状態になる為に血液や脳脊髄液の循環も悪くなり痛みが出てきます。ですからまずは骨盤を矯正する必要があります。

次に腰椎の歪みです。腰椎が歪む事により神経が圧迫されて痛みが出ますし、当然骨(関節)が歪めばそれに付いている筋肉や表面の筋肉のバランスが崩れて緊張状態を強いられます。筋肉だけの問題は少なく、筋肉に問題があれば内部の骨格(関節)にも問題があります。このような場合は歪みにより神経圧迫をおこしている骨(関節)を矯正します。

骨が歪めばそれに付随している椎間板の問題も一緒に出てきます。いわゆる椎間板ヘルニアと呼ばれるものです。ヘルニアにより神経が圧迫されて痛みが出ます。この様な場合は骨と共に椎間板も押し込まなければなりません。

内臓の問題として多いのは、腎臓や腸の疲労により血液や脳脊髄液の詰まりが出て体液の循環が悪くなり、周辺の筋肉が緊張するために痛みが出ます。この場合には骨格の矯正と共に内臓を活性化する施術をします。

ぎっくり腰

一般的な原因としては、重いものを持った時や急な体幹の捻転時に起きるとされています。仙腸関節の離解により腰部の筋肉、筋膜が損傷して毛細血管が破れ、内出血をして炎症を起こしています。

カイロプラクティック(整体)の考えでは、この他の原因として腎臓の問題によりぎっくり腰になる事が多いです。具体的には水分調整で腎臓が働きすぎて疲れてしまい、腎臓が下垂してしまいます。そうなると腎臓に関連した大腰筋が委縮してしまい、腰椎の前湾が少なくなり腰部の筋、筋膜に過剰なストレスがかかります。また、大腰筋は椎間板にも強く付着しているので大腰筋が委縮する事により、椎間板が引っ張られストレスがかかってきます。

この様な歪みがある状態が続き、限界まで来て耐えられなくなり、筋、筋膜を損傷するのです。ぎっくり腰が起こりやすい時期としては夏の終わりから秋にかけてと春先です。ぎっくり腰になってしまったら、まずは患部を10分~15分間のアイシングを2時間おきに繰り返し、痛みが楽になる姿勢で横になり安静にするのが良いでしょう。そうすれば炎症が早く治まります。炎症が治まれば痛みも無くなります。

痛みが無くなっても身体の歪みは無くなりません。歪みがある状態だと再発しやすくなるので、カイロプラクティク(整体)で歪みを正し、腎臓の働きを活性化させることをお勧めいたします。

椎間板ヘルニア

椎間板とは、背骨と背骨の間のクッションの様なものです。椎間板は中央にはゼラチン状の髄核、周囲にはコラーゲンを豊富に含む線維輪から成ります。この線維輪や髄核の一部などが突出した状態を椎間板ヘルニアと言います。ヘルニアとは『飛び出る』という意味です。椎間板ヘルニアにより、神経を圧迫して痛み、痺れ、麻痺などの症状が出ます。

椎間板ヘルニアの原因としては、加齢により椎間板の弾力性が失われ、ちょっとした衝撃にも耐えられなくなり起きたり、カルシウム不足により骨がスカスカになってつぶれやすくなり起こる他、悪い姿勢で重い物を持ち上げたり、不自然に強く腰をひねったり、長時間の同じ姿勢での作業など椎間板に負荷がかかり過ぎる事により起こります。

椎間板ヘルニアの後発部位は、下部腰椎で、次に下部頚椎に多く、胸椎には少ないです。良く動く脊椎の部分で起こりやすくなるので、肋骨により動きが少なくなっている胸椎では少ないのです。

カイロプラクティック(整体)の考えでは、背骨の歪みが長く続くと、椎間板も一緒に負担がずっとかかっている状態になるので椎間板ヘルニアになりやすくなります。手技により背骨の歪みを正しながら椎間板も正常な位置に戻していきます。

坐骨神経痛

坐骨神経痛の原因は、坐骨神経の圧迫、脊椎神経根の圧迫、梨状筋症候、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などとされています。症状としては、下肢の痺れ、知覚鈍麻、歩行障害などが見られます。

坐骨神経は第4~5腰椎~第1,2,3仙椎から出て仙骨神経叢に集結し、そこから坐骨孔を通り、梨状筋下孔から出て大腿後面を垂直に下降し、足底まで繋がっています。坐骨神経は人体で一番太い神経です。坐骨神経痛は坐骨神経上に沿って痛みが出ます。

両側の坐骨神経痛は、悪性腫瘍や糖尿病性の神経の退行変性の可能性があるので、両側に症状がある場合は医療機関での検査が必要です。また、両側の坐骨神経痛の力学的な原因には巨大中心性ヘルニアや運動分節の重篤な退行変性が挙げられます。

カイロプラクティック(整体)では、何によって坐骨神経を圧迫しているのかを見極め施術します。歪みを矯正するのはもちろんですが、梨状筋問題の場合には、梨状筋が伸張してしまって坐骨神経を圧迫しているので、梨状筋を短縮させるような施術をします。

坐骨神経痛のある場合日常生活で気をつけることは、腰を捩じらない事、大腿後面やふくらはぎのストレッチをしない事です。

膝の痛み

膝の痛みの一般的な原因としては、変形性膝関節症があります。変形性膝関節症とは、筋力低下、加齢、肥満などがきっかけにより膝の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり、変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みが出るとされています。膝関節のクッションの役割をする膝軟骨や半月板が長期間に少しずつすり減り変形する事で起こるものと、関節リウマチや膝の怪我などの原因によって引き起こされるものがあります。

カイロプラクティック(整体)では、まず膝の8方向の動きを検査します。具体的には、圧縮、伸長、前後、左右側方、左右回旋です。これらの動きが正常であれば、膝の痛みは膝そのものが原因ではないと考えますので膝への施術はせず、他の原因である場所を見つけて施術をします。他の原因としては、骨盤、腰椎、股関節の歪みや、足関節の歪み(捻挫の後遺症)が多いです。それらの歪みで膝に繋がっている神経が圧迫されて痛みが出ますし、身体のバランスが崩れ、膝に負担をかけます。

原因の場所を施術する事により、神経圧迫が解消され、脳脊髄液等の体液の循環が良くなり膝の水が溜まるのも無くなるので、膝の痛みは改善されます。自然治癒力により身体のバランスが良くなり膝への負担が無くなります。

足関節捻挫の後遺症

足関節の捻挫をした事がある人は多いと思います。痛みが無ければ治っていると思われるでしょうが、実は治っていなくて後遺症が残っている場合が多いです。

足関節の捻挫では大抵は、距骨と踵骨の間ある骨間距踵靭帯が損傷され、捻じれたままや伸びきってしまいます。この事により足関節の後遺症では、足が内側を向いたまま(内反)の状態や足の動きが悪くなってしまっている状態です。足関節の後遺症により、身体のバランスが崩れて骨盤の歪み、腰痛、膝痛、身体の冷えなどの問題が出てきます。捻挫して以来歩きづらいとか、何となく体調が良くないと思い当たる方もいませんか?簡単に言うと、下が崩れるので上まで崩れてくるのです。捻挫だからと言って軽く見てはいけません。カイロプラクティック(整体)を受けてきちんと治される事をお勧めします。

カイロプラクティック(整体)の施術では、骨間距踵靭帯にアプローチしていきます。固有受容器を回復させて、骨間距踵靭帯を元の状態に戻します。捻挫はかなり強い外力がかかって起こるので、戻す時もそれなりの力をかけるので少し痛みがあるあるかもしれませし、古い捻挫ですとかなり回数をかける必要があります。

肩こり

肩こりは、頭や腕を支える首や肩の筋肉が持続的緊張によって脳脊髄液や血液の循環が悪くなり、酸素や栄養分が末端まで届かず疲労物質が畜積する事によって起こります。特にパソコンなどのデスクワークでは、頭が前に出て、それを支えるために首や肩の筋肉にストレスがかかってきます。通常は睡眠や休息をとる事によって回復するのですが、長時間続きすぎると、背骨が歪んだ状態で固まってしまい関節が動かなくなって神経を圧迫し、自然治癒力が働かなくなり痛みやコリが取れなくなります。

肩を揉んだり、マッサージすれば一時的に血流が良くなり楽になると思いますが、カイロプラクティック(整体)で歪みを正して神経圧迫を解除し、脳脊髄液の循環を良くして自然治癒力が正常に働く状態にしたほうが根本的原因解消になって良いと思います。

カイロプラクティック(整体)では、まずは骨盤の歪みを正します。肩こりに骨盤は関係ないと思う方が多いと思いますが、大いに関係します。なぜなら骨盤には頭、首、肩、腕からの筋肉が付着しているので骨盤が歪む事により、それらの筋肉が引っ張られストレスがかかるのです。骨盤をいい状態にしてからその他の神経圧迫を起こしている箇所の施術をします。

日常生活では、姿勢に気を付ける事も必要です。デスクワークなど同じ姿勢が長時間続く場合は一時間に一回は休憩をとり、ストレッチをして軽く動かすと良いでしょう。

四十肩・五十肩

正式には、『肩関節周囲炎』という疾患群の事で、肩関節の周囲における炎症の事です。腕をねじったり、上げ下げすると肩に激痛が起こります。シャツを着る、髪を結う、帯を結ぶなどの動作がしずらくなります。また、関節内や滑液包に石灰が沈着していると、激しい痛みが起こります。

肩関節はとても広い範囲を動かせる様になっていますが、それだけ複雑な構造です。肩関節は肩甲骨と上腕骨が接続していて、周囲には多くの筋肉や腱や関節をスムーズに動かす為の滑液包などがあります。その為に炎症が起こりやすい部分なのです。

原因は明らかにされていませんが、ホルモンバランスが崩れれているのもかなり関係してくると思われます。何もしなくても半年から一年で自然に治るとされていますが、カイロプラクティック(整体)を受ける事により、自然治癒力が正常に働き、炎症も早く治まりますし、ホルモンバランスも整いますので、早く症状が改善します。

施術は神経圧迫している骨(関節)の箇所の矯正をしていきます。肩の部分ですと鎖骨(胸鎖関節、肩鎖関節)の動きが無くなている事も多いです。肩が少し動かせる様になったら、痛みのない範囲で動かした方がより回復が早くなります。

鞭打ち症

鞭打ち症とは、外力により頭が激しく前後に振られた時に、頚椎及び周囲の支持組織が損傷を受けて起こる諸症状で、『頚椎捻挫』、『外傷性頸部症候群』と呼ばれるものです。

追突事故やスポーツが原因でなる事が多いですが、筋肉、靭帯、関節(骨)が損傷し、時に脊髄が損傷する事もあります。万一受傷してしまったら、骨折の有無の確認の為にレントゲンを撮ってください。また、四肢麻痺がある場合や、耳や鼻からの出血がある場合は早急に医療機関を受診して下さい。

鞭打ち症の患者が訴える症状は広範ですが、常に変わらない唯一の症状が頸部痛です。最悪の症状は数日あるいは何週間も続きます。鞭打ち症に関連する一般的な症状がめまいです。通常の場合、受傷から7~10日後です。そして腰痛が頚椎の軟部組織傷害の一般的な続発症です。それゆえ、脊柱全体の施術が必要になります。首が振られる事により仙骨(骨盤)も振られ歪むので、まずは骨盤の歪みから矯正しなければなりません。それから頚椎の歪みを矯正していきます。下部頚椎の問題が多いですが、上部胸椎の問題がある事もあります。

早めにカイロプラクティック(整体)を受ける事により、自然治癒力が正常に働き回復が早くなります。